小さな神様と灰色魔王

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神様「もーね!ゆるさないんだから!」
ちび「おう。余を呼び出していきなり何だ」
神様「まおうだよ!ひどいとおもわない?!」
ちび「シュライクか?あいつが酷いのは昔からだろう」


ちび「お、あいつは留守か」
神様「……おいだした」
ちび「くっくっくっ……なるほど喧嘩か。仲の良いことで」
神様「もうぜっこーだもん!」


ちび「お前と喧嘩して、今頃男にでも泣きついてるんじゃないか?最悪浮気になるぞ、いいのか?」
神様「っ……あんなわからずや、もうしらないもん!!」
ちび「…………」
神様「にやにやきんし!」


神様「かちかんのちがいなの。もうくーたちはおわりなの」
ちび「価値観ねえ。どのみち自分と全く同じ主義主張を有した者など、おるわけなかろう」
神様「それでも……けってーてきに、ちがったんだもん」
ちび「別に良いではないか」


ちび「余の娘も、全く性格が正反対の旦那をもらい仲良くやっておるよ」
神様「ほんと……?」
ちび「うむ。先日も仲良く大喧嘩して二、三部屋を半壊させておったよ」
神様「なか……よく?」


ちび「まあ、喧嘩してもすぐ仲直りするからな。基本は見ていて旦那を殺りたくなるくらいのいちゃつきっぷりだよ」
神様「……なかなおりって、そんなにすぐにできるの?」
ちび「出来るとも。なんだ、仲直りしたいんじゃないか」
神様「し、したくなんか……」
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