‡小説置き場‡

□‡おんせんりょこ-‡
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今日は一角と僕.非番だから現世に旅行しにいくことにしたんだ。
 
付き合ってから一年2ヶ月.記念にと思って温泉旅行を提案してくれた一角・・
 
行く前なのに何だかドキドキする・・
一角とまともに二人きりになれるからかな・・?
 
「一角ぅ〜.早くぅ〜!」
 
「待てって!」
 
僕は一番のりで現世に着いた。
その後から一角も続く。 
 
「ん〜っ.久っ々に現世に着たよ〜。最近任務も無くて行けなかったし.何よりプライベートで来れるのは嬉しいよ.ね?一角?」
 
気持ちよさそうに背伸びをしながら僕は一角にといかけた。
 
「だな。まずは旅館に荷物置いていこうぜ.それからプラプラしたほうがいいだろ?ん.荷物貸せよ弓親.持ってやるからよ。」
 
「えっ・・?ありがとう・・//」
 
「よっ」と軽々しく二人分の荷物を持っている一角が何だか逞しく見えた。
一角は僕の恋人.だから何をやっても逞しく.カッコ良く見えてしまう。 
 
僕は一角に見とれていた。見とれすぎて何故かボーっとしてしまった。
 
「弓親.どうかしたか?」
 
ボーっとしていた僕を心配そうに一角は見ていた。
 
「あ・・何でもない.ちょっとボーっとしてただけだから」
 
「そうか.なら良いんだけどよ。ほら.早く行こうぜ!早くしねぇと日が暮れちまう!」
 
一角は急かすようにして僕の手を握って旅館へ走っていった。
 
「ちょッ・・!//一角ッ・・!?//」
 
「急ぐぞ弓親ぁ!」
 
何処か一角が子供らしく見えたよ・・
 
旅館に着いて荷物を預けた後.僕らは色々な観光地を巡った。
 
有名な海やら花畑やらと大自然に囲まれてみたり 
 
大自然を離れて都会をさまよってみたり・・
その場所限定の物を買ったりしていい思い出になったよ.
 
お土産の中でも目を疑ったのは“秋葉原”で一角が購入してきたコスプレセットと怪しげな物・・
 
それを買って舞い上がっている一角を見て暫く凝視してしまったがこれはこれで“秋葉原”の名物なのだろうと僕は勝手に思いこんだ。
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