ポケモンルビー・サファイア

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嵐のなか、3人は無言でルネを目指していた。…否、ミツルは「うわー」とか「寒いー」とか独り言をぶつぶつ呟いていた。
突然ユウキがハッとしてボールからラクライを繰り出した。
「レイム!」
ラクライが空高くジャンプする。その瞬間、閃光が走り、雷鳴が轟いた。ラクライの体が電気に包まれる。
「きゃあっ」
「Oh!サンダーボルト!?」
ラクライは何事もなかったかのように、見事ユウキのオオスバメに着地した。
ユウキはふぅ、と息をついた。
「ラクライの避雷針だよ。雷も鳴っているし…危ない、急ごう。」



白い岩に点々と家が建っているのに気がついた。
「ルネに着いたみたい…」
「とにかく、一旦落ち着けるところへ。」
ユウキが家を調べる。
だが扉は固く閉ざされていた。
「寒いー早くー」
ミツルが歯をガタガタ震わせ、辺りを見回した。
「あ、ポケセン。」
ミツルが嬉しそうに、ポケモンセンターへ駆け付けた。
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