ボカロ 短編
□一時―ひととき―(ルカ)
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「ん〜…」
「マスター、何を悩んでるの?」
貴女の曲の事よ。
ルカちゃん。
一応、曲は思いつくが、私の納得出来るのが出来ないの。
「私、マスターの作ってくれた曲ならどんなのでも歌うわよ?」
私が納得しないんだよ。
「駄目だよ」
貴女には半端な歌を歌ってもらいたくないの。
私がそう言えば、ルカはフフ、と笑う。
「マスター、真面目すぎ」
――そんなに肩の力を入れなくても大丈夫。
優しいのね。
でも、やっぱり。
「ルカには、最高の歌を歌ってもらいたいわ」
「有難う、マスター」