ボカロ 短編

□一時―ひととき―(ルカ)
1ページ/3ページ

「ん〜…」

「マスター、何を悩んでるの?」








貴女の曲の事よ。
ルカちゃん。











一応、曲は思いつくが、私の納得出来るのが出来ないの。






「私、マスターの作ってくれた曲ならどんなのでも歌うわよ?」







私が納得しないんだよ。







「駄目だよ」







貴女には半端な歌を歌ってもらいたくないの。












私がそう言えば、ルカはフフ、と笑う。









「マスター、真面目すぎ」





――そんなに肩の力を入れなくても大丈夫。








優しいのね。
 








でも、やっぱり。



「ルカには、最高の歌を歌ってもらいたいわ」





「有難う、マスター」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ