7周年企画小説

□【キラオオカミの恋】
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「…これ、やるよ」

キラーは持ってきたお菓子をリっちゃんに渡しました。

「ぇ??」
「その…さ、泣いてばっかだと、腹減るぞ??先輩が作ったお菓子なんだけどさ、すっげー美味いぞ」

キラーはにっこりと笑いながら言いました。

「有難う」

リっちゃんも、ようやく笑いました。
それを見たキラーは
胸が何かに満たされた感じがして…
すごくすごく
嬉しくなりました。

「やっと笑ったね…」

めでたしめでたし






†後書き…†

音楽お題その4。
お題にした曲は彩 冷 え る -a y a b ie-の『メーフィッシュのうた、恋柄の水泡』でした。

すっごく可愛いくて切ない歌なんですよ。
キラオオカミとウサリっちゃんの話を書く時は、大体これ聴いてます。
つか寧ろ、出だしのピアノのメロディーが、どうもキラーがちょこちょこ歩いていて、茂みからリっちゃんを覗いてるようなイメージしか無かったのね〜。

リっちゃんが泣いてた理由は寂しかったから…(笑)
…脳内じゃ、かなり寂しがりです。

さすがウサギ(笑…ぇ??)

絵本調に仕上げたのは、パラレルだから。
ポップンと悪魔城を知ってれば更に楽しいこの話(笑)
書いてる本人は物凄く楽しんで書いてました。
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