呪われた人々

□振り回される悪魔精練士(笑)
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「時間停止に関しては、ヒゲに言えヒゲに!!あいつが連発しなければメテオとデモニックメキド連発だけで済むんだ!!」
『マスターが連発しなければ済む事じゃん!!』
『まぁロア、落ち着け』

ギャイギャイ言い合っていた2人に、ロアの結晶の産みの親、ベリスがストップをかけてきました(笑)

『連発指示が大好きなマスターが、さっさとメビウスのブローチを入手すれば早いだけの話だ』

普段の攻撃よりキツーイ一発が、ヘクターに直撃

「ベリス…それを言うかお前……」
『当たり前だ。こっちとしてはさっさと入手して欲しい位だ。それにロア、お前はまだ若いから知らないだろうが、私やノエル、飛行タイプのフェニは、もっと酷い目を見た』

話してやれと言わんばかりの目で、エンブリオロッドのノエルを見たベリス。

『あ〜アレか。「新しいアイテム見つけた」つって付けてみたら、マスターのダメージが全部俺らにまわってきたっつ−。しかもボス戦で使われて散々だったなぁ…。そしてマスターのその時の服装って、特効服に釘バットだったっけ??』
『フェニ君は確か、ビッグバンを覚えた直後に力尽きたんだよね…あれは流石に、マスターの鬼!!って思ったわ。あれこそ最高の使い捨てだよなぁーって』
ノエルとラティーシャが証言。
魔法使い、結構色々見ています(笑)

『な…なんか…ゴメンナサイ…。そしてマスター、やっぱりぼく達使い捨てじゃん!!』
「ヘクターお前、いくら何でも酷すぎるぞ。その場にいたら、俺は問答無用でデビル達の味方だ!!」
「黙れベルモンド!!大体、フェニに関しては仕方無いだろう!!そういう技なんだから!!それに、生贄のブローチだって叩き割った上、デモニックメキドとメテオを、主人に向かって発射する5秒前のお前達に土下座で謝っただろう!!もう良いじゃないかぁぁ!!」

泣き叫ぶ悪魔精練士。
これではどちらがマスターかわかりません(笑)

『まぁ…その後、コルドバの街で、ブランコに乗って沈んだマスターを見たら、流石にやりすぎた…って思ったが…』
「ベリス…頼む…。お前はもう発言しないでくれ…頼む…」
ヘクター、頭を抱えて布団の上に蹲りました。
気分的には、古傷に塩を塗られた気分です(笑)


「悪魔精練士が、自分のデビルに振り回されているのを見ると、なんとも言えんな…」
「魔法タイプの子は、何か気の強い子が多いのよね…。預かっていてわかったけど…一見気の強そうなラセツとムクロ(どっちも格闘タイプよ)が、意外と穏やかだったり…。フィーちゃん達妖精は、自意識過剰だったり…。そうね…。見た目通りの性格って、パンプキン達位じゃないかしら…」

未だにギャイギャイ言い合って…というよりも、明らかに言い合いで負けているヘクターと魔法使い達を見ながら、そんな会話を交わした魔女さんとハンターさん。

その後、嫌がる魔法使い達と、自信満々に「打倒、シルクハットのヒゲ!!」と意気込んでいるフィーを連れ…
尚且つ、ジュリアちゃんのお店で、しっかりバッチリお買い物をしてから、サンジェルマン相手に再戦したヘクター。
しかし、時間停止と高位魔法乱発で再びボロ負けした挙げ句、『やっぱり使い捨てだ』と、魔法使い達から総攻撃されそうになったのを、ジュリアちゃんが必死で止めたとか。

で…

「そうか…負けたのか。その前に、ヘクターの装備はまともだったのか??この前気になったが…特効服に釘バットとか、可笑しい格好もしてたとか聞いた様な…」
「ショヴスリにマクシミリアン式鎧と、至って普通よ」
『マスターの場合、防御無視に突っ込んで行くのも悪いと思うわ。そこら辺、ラルフさんならご存知じゃなくて??』

総攻撃を食らいそうになって、へこんでしまったヘクターを余所に…
今日も「サイファの作ったザッハトルテをおすそ分けに来たぞ」と、にっこにっこしながらやってきたラルフさんと、それを受け取ったジュリアちゃん、そして最近誕生したティンクルロッドのオリヴィアが、そんな話をしていたんだとか。

END...
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