THE SHINE

□嫌いな私
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「アッシュ…なんで…」
「スマの部屋から睡眠薬が無くなってるって聞いて。嫌な予感がしたから、ここに来てみれば、ドアに鍵かかってし、ドアぶっ壊して入ったら…ユーリ、また……」
「ユーリから取り上げた分をすぐに捨てなかったボクも悪いけどね…」
「スマ……」
アッシュの後ろから、スマイルが顔を覗かせた。
「ユーリ、ごめんね。また、何も気付いてやれなくて…」
「ボクもごめんねユーリ…。ユーリとは長くいるのに…、ユーリからの“助けて”が分からなくて…」


どうして…
何で…
謝るのは…私じゃないか…
約束も守れない
守られてばっかりの、私じゃないか…

「自分嫌いだ!!約束も何も守れない、仲間を悲しませる私なんて大嫌いだっ!!!」

泣き叫ぶ私の手を
二人は何も言わず、ただ握ってくれていた。

END...
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