雑記帳

□年忘れハチャメチャ大騒動劇
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一方でアッシュ達…
「くぅぅ〜…さっきのユーリの顔見たッスかぁぁ??ニコッて…ニコッて…あの顔は犯罪ッスよ!!!」
「見てたから少しは落ち着きなよ…」
とスマイルが宥めている所へ…
「うんうん。君のその気持はよく分かるぞ」
とやって来ましたは赤毛赤目のヨアヒムの(自称)お父様(笑)
「うちのヨアちゃんも不意に笑われると可愛くて仕方ないのだよ〜」
と我が子の自慢というかなんと言うか…。
「それがっ!!!今はあんな突然人の家に乗り込んで来た何処の誰やも知らないヤツの家に一緒に同居なんてっ!!!」
レオンの方を指差し、手にしていたワインを一気飲み…。
「人聞きの悪い…元はお前がサラを拉致らなければ私がこんな生活感無い城になんぞ来る必要なかったんだっ!!!」
因縁の対決、今再び…
「まっまぁ、ヴァルターさんもレオンさんも落ち着くッス」
アッシュが宥めている所へ…
「そうそう、折角のパーティーなんだから。ほら、これでも食べて…ねっ」
とマティアス、笑顔で手にしていたクッキーを2人の口に突っ込んだ。
容赦ありません(笑)
「ふぐっ…ふぉもふぉもふぬぬぬ…(なっ…そもそもお前が……)」
「レオン、22にもなって、口の中に物を入れて喋るなんて…行儀悪いぞ」
そのマティアスの態度に『こいつマジでしばいてやろうか』と思いつつ、口の中のクッキーを噛み砕いたレオンさん。
「マティアスって容赦ないねぇι」
「こんなド天然に城を奪われたとか、未だに信じられん……」
「レオンさん、騎士時代に相当苦労してそうッスねι」
ポソポソ話す3人…
「出会った頃はこんなんじゃなかったと思うんだがなぁ〜…」
と何とかクッキーを飲み込んで、3人に加わるレオンさん。
「うん。私も初めて見た時はクソ真面目なヤツかと…」
「オレも…いや、ヨアヒムさんから噂は聞いていたんスが」
「ここまでとはねぇ〜」
呟く4人。
「と…所でマティアスは??」
とスマイル…
そういえば何処に行ったんだ??
と辺りをキョロキョロしていると…
─ガシャーン─
グラスが割れる爽快な音がし、音の出どころに目をやると…
「ギャァァァァァ!!!ユーリぃぃぃっ!!!!」
「ヨ…ヨアヒムっ!!?」
床に倒れているユーリとテーブルに突っ伏しているヨアヒムの姿…
何事かと焦るアッシュとレオンさん。
「ユーリ、ユーリ、大丈夫ッスか??」
「ヨアヒム何があった??」
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