THE SHINE

□死の気持ち
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もぅ…こんな事しないでくださいよ』

アッシュが優しく言ってくれた…
私の傷付いた腕を見ながら言ってくれた…

それでも私にはその行為を止めることができなかった...
今日も右手にナイフ…
左手頚の傷…

胸の痛さを紛らわす…。
そんな時聞こえた…
『もぅ…こんな事…』
酷く優しい言葉…
『しないでくださいよ…』
酷く暖かな言葉…
ふいにまた胸が苦しくなった…
「アッシュ…ごめんなさい…」
何故、そう言葉が出てきたのか分からなかった。
立っていられなくなり、その場に泣き崩れた…


どの位、時間が経っていたのだろう…


気が付いたら、ベッドの上に寝かされていた。
「ユーリ?大丈夫ッスか??」
優しい、いつものアッシュの顔がそこにはあった。
「何故、ここに…?」
私は尋いた。
「なんで…ッスかねぇ。唯なんとなく今日は、ユーリの傍にいてあげたかったんスよ」
ふわりとした優しい笑み…
胸が痛くなる…
そうだ…
謝らなければ…
アッシュに謝らなければ…
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