雑記帳

□年忘れハチャメチャ大騒動劇
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─その招待状が届いたのは当日の朝なワケで…

「ユーリぃ〜、おてがみ、ぽいしてあったよぉ〜」
エリューは玄関先に届いていた手紙を、ユーリの部屋に持ってきた。
「ありがとう。しかし珍しいな。朝に手紙が届くのは…」
エリューから手紙を受取り、差出人を見た。
「マティアス??」
「マティおにいちゃんから!!?」
「みたいだね。また何用だ??」
嬉しそうにピョンピョン跳ねてるエリューの頭を撫でて、手紙の封を開ける。

─ユーリ様
突然ではありますが、今晩7時より、我が城にて年忘れパーティーを開催したいと思います。
ご多忙かと存じますが、ご家族ご友人をお誘い、是非ご参加下さい。

追伸:エリューちゃん達は我が城の世話係りが責任をもって面倒見ますので、ご安心を。
 マティアス・クロンクビスト─

「パーティーの誘いか…」
今日、明日オフだったよなとユーリは頭の中のスケジュール帳を捲り、一人頷いた。
「エリュー、アメジスト達にこの手紙を見せて、返事を聞いてきてくれないかな??」
「ぅゅ??…うん!!」
エリューはユーリから手紙を受取り、パタパタと庭にある温室の方へ駆けていった。
「さて…」
ユーリは背伸びをしてから一階のキッチンに向かった。
「アッシュ、スマイル、いるか??」
キッチンのドアを開けながら、ユーリは訪ねる。
「いるッスよ」
「ボクもね〜☆」
「マティアスからパーティの誘いがあったが…お前達はどうする??」
「もち行く〜☆」
「オレも、普段もてなす側ッスからね〜。それにユーリが行くなら護衛も兼ねて…」
「……ιまぁそれは良いとして…。各々の兄弟にも聞いてみてくれ」
そういってキッチンを去った。



で、その日の夜…



最終的にダーク、エリュー、リーヤを含む6人になり…
「じゃあ行くぞ」
ユーリが水鏡を作り、皆でワラキアへLet'sGO!!!(笑)

で、到着しましたワラキア某所の悪魔城。
「ねねっ、ここがマティおにぃちゃんの、おうち?おうち??」
「おっきいね、おっきいね」
とはしゃぐおチビちゃん2人に対し…
「わぁ〜…ユーリの城より生活感ねぇι」
と素直な感想を言うアッシュ。
その後ろで、ノート片手に近くでウネウネ動いている植物をスケッチしているダーク。
無表情ながらも内心はめっちゃ楽しいんです(笑)
「皆さんようこそ」
と、そんな御一行様の前に現れましたは、黒髪、赤目、ド天然(笑)の吸血鬼さん。
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