呪われた人々

□振り回される悪魔精練士(笑)
2ページ/4ページ

「あの城は、一度本気の大掃除をした方がいい。まぁそのついでに、パンプキン達に掃除の手伝いをさせていたら、立派に育ったんだ」
ホラと召喚したパンプキン×6
にゅーでりーを始め、いろんなカボチャが勢揃いです(笑)
「あの城に、今更掃除もどうかと思うがな。しかし…これだけカボチャデビルがいての、パンプキンパイか……」
何かを言いたそうなラルフさんの目線は、苦笑いをしているジュリアちゃんを見ておりました。

「まぁ…パンプキン達は置いて行くとして、とりあえずカイン(ジ・エンド)とベリスとロア(クリスタルロッド×2)、ノエル(エンブリオロッド)、ラティーシャ(ノーチラスロッド)、ベアトリクス(ゴートヘッド)…フィーは勿論来てくれるな」
『はい!!今度こそ、あのシルクハットのヒゲを倒すです!!』

よし!!と頷いたヘクター。
そんな彼を余所に…

「お前の悪魔育成はどうも偏っているな」
「悪魔精錬士はこうみたいで…。兄さんも一時期、格闘タイプとデビルタイプに育成が偏っていたわ」
ジト目で見ているハンターと溜め息吐いたジュリアちゃん。「兄さんが、フライパン片手にクラウンスーツ着て、イエティに肩車されて帰ってきた時は、何事かと思った」とも語ったそうな(笑)

まぁ…再戦を意気込んだヘクターに待ったをかけたデビルが一匹…

『いやいやいや!!ぼく達絶対使い捨てじゃん!!どう見たって、シルクハットのヒゲ用対策じゃん!!』

クリスタルロッドのロアがごねました(笑)

「待てロア!オレがいつお前達を使い捨てにした」
『コカトリスとバジリスク相手に、ラーメンと目玉焼き欲しさに時間停止ばっかり指示してさ…。スケルトンライダー相手にだって「走り回って鬱陶しい!!」の理由で時間停止して(ついでにスティールしまくってるし)。挙げ句の果てにシルクハットのヒゲに突入すれば、いくらマスターがブリーシンガメン装備してたって、すぐ力尽きるっつの!!で…ぼくが力尽きてベリスさんに変わっても、シルクハットのヒゲ相手に、時間停止とメテオの連発だし、ノエルさんも時間停止とデモニックメキド連発してたら、持たないって!!』
ロアの言葉に、その場にいた魔法使いタイプが全員頷きました。
「ブリーシンガメン装備でそれは、確かに『魔法使い使い捨て』だな」
ラルフさん、魔法使いデビルに同調。
いくら魔に属するデビル達でも、流石に可哀想になってきたようです(笑)
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ