呪われた人々

□乙女心、永久ラビリンス(♪)
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「あら…じゃあ何でいつも一緒にいるのかしら?シャーロットちゃんの魔力なら一人でも十分じゃなくて??」
「それはそうだけど…。ホラ、あいつ熱血漢じゃない。私が見てないと危なっかしいっていうか、何ていうか…」
「心配なのね」
「そう!!心配なだけよ」
「本当にそれだけかしら??」
ステラは相変わらずにぃっこり微笑み、シャーロットに問う。
「なっ…何よ…本当にそれだけに決まってるじゃない」



─一方ジョナサン─

「ってワケで、呼んだんだが…」
ヴィンセントの店内…
ジョナサンの前に、強制召喚されたは過去の英雄、ラルフさんとリヒターさん(笑)
「…お前なぁ、そういう問題は普通自分で解決するもんだろっ!!!」
「と言うか、何でこのチョイスかねぇボウズ。そういう相談はもっと年が近い奴らと話さないか」
召喚早々叱咤くらうジョナサン。
「だってよ、ここは腐っても悪魔城だぜ??同じ年頃のやつなんていないっつの」
ジョナサンの言葉にキョトンとする二人。
「お前バカだろ」
「オレ達を強制召喚するならもっと違う奴等を召喚しろつってんだっ!!レオンとかジュストとかっ!!!」
「や…だってあんたら既婚者だろ??」
固まる英雄。
「お前よぉ、おれとコイツがいる時点でレオンとジュストも既婚者だぞ」
ラルフさんがリヒターさんを親指で差しながら言う。
「だってあんたら、この魔城に乗り込んでから結婚してんだろ??特にラルフのおっさん。あんた噂じゃドラキュラはっ倒してからすぐ結婚したとか。リヒターのおっさんは魔城乗り込む前から婚約決まってたみたいだけどよ」
「おっさん言うなっ!!おれはまだ23だぁぁっ!!」
「失礼なボウズだなぁ。オレもまだ24だぞ。しばいていいか?ぁ??」
おっさん呼ばわりされて、今にもダブルでグランドクロスを出そうとしているベルモンド家のおっさ……もとい英雄2人。
「わ…悪かった。ごめんなさい、もうおっさん言いません」
流石に焦ったモリス家の坊ちゃん。
思わず土下座しちゃいました。
「そういや、おれとサイファって大恋愛して結婚したってわけじゃないんだよなぁ〜…。一緒にドラキュラ討伐のパーティ組んで、自然に惹かれ合って…。サイファの乙女心って考えた事なかったなぁ」
「オレとアネットはそりゃあ周りが羨むようなカップルだったぞ〜。それをあんのクソ野郎が拐うもんだから、しばいてやったさ」
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