呪われた人々

□死神のノート(笑)
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と、軍人さんからノートを奪って皆に背を向けた弥那ちゃん。
「弥那、言ってる事とやってる事が違うぞ…ι」
後ろ向きでしっかりバッチリノートを開いている弥那ちゃんに、蒼真君ツッコミ。
「えへへ……」
開いちゃったモノはしょうがない、さぁ、皆で見てみましょう(笑)


○月×日
城にとんでもない奴が乗り込んできた。
まぁ、許嫁を拐ったから乗り込んでくるのは当たり前だが…
何処かおめでたい色の服着てる割には強い…
ファイヤーエレメントに蹴りだけで勝つってι
つかお願い…それ以上燭台壊さないで……

△月○日
ドラキュラ様に待望の一人息子がお生まれになった。
いや〜おめでたいおめでたい。
死を司る我もこれは喜ばしい事だ

△月△日
ドラキュラ様とアルカード様が親子喧嘩…
アルカード様はその後家出…。
あぁ…先日も将来有望な悪魔精錬士が城を出ていったばっかりだというのに…
どこを間違えて不良息子になってしまわれたやら…

「アルカード、不良息子扱いされてるわよ」
「俺は父上の行いが許せなかっただけだ」

□月○日
洗濯物が大分たまってきたから洗濯。
あ〜背骨痛い…
面倒臭い
奥様、よくこんな労働を毎日なさってたなぁ〜。
感心感心

□月×日
食器を洗っていたら物凄い音が…
様子を見に行ったら
破壊された燭台が。
あぁ全く誰だよ…

□月△日
燭台を破壊した犯人判明。
遠い昔に城内の燭台を破壊しまくったベルモンド家の子孫だ。よく見るとアルカード様までご一緒。
ついに不良グループに…

「オレの先祖が不良扱い…ι」
「ラルフは凄かったから…」

○月○日
ドラキュラ様の寝室を掃除してたら、またもや凄まじい音が…
様子を見に行ったら出て行った悪魔精錬士と、3年前に城の燭台を散々っぱら破壊したあのベルモンドが…。
お前っ!!まだ燭台を破壊する気かっ!!!せっかく去年全部直したのに!!!

×月□日
城にまたしても破壊一族が乗り込んできた。
壁や床、燭台は勿論、術を施した天井を蹴りで破壊、あげくの果てに「殺風景」との理由だけで城内に自分の部屋を作ってしまった、かなり変わり者のベルモンドだ。

「ユリウス、そんな先祖っていたのか??」
「噂に聞いた事がある位だ…」
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