呪われた人々

□給料下さい(笑)
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─悪魔城蔵書庫─
『なぁ爺…』
「ん?なんじゃ??」
ひぃふぅみぃ…と小銭を数えてるこの蔵書庫の番人爺さんと、そのナリに似合わず、白エプロンと三角斤着けて、城内の洗濯物をかき集めてる雑用係の死神さん。
『今日は良い満月ねぇ〜』
『お洗濯日和だわぁ』
とアルラウネとハーピーのお嬢さん(笑)達が話してるのを聞いて、そろそろ洗濯物も溜ったし、洗わないとなぁと考えていた死神さん。
炊事洗濯はお任せあれだったり(笑)

『我の給料ってどうなんてんの??』
「給料???そういやお前さんのは何も聞いてないなぁ…」
『!!?悪魔精錬士のは??』
「ちゃんとあるぞい」
『…もう一度聞くが、我の給料は??』
「……さて、わしは薬でも仕入れてくるかのぉ」
『またんかい』
よっこいせと立ち上がった爺を捕まえる死神。
「えぇい離さんかい!!!」
『い〜や離さん!!!』
「離せ雑用死神めっ!!!!」
『言ったなドケチじじい!!!』
「わしのどこがドケチじゃぁっ!!!」
『ポーション800Gはぼったくりだってアルカード様や悪魔精錬士達がぼやいとったわい!!!』
「はん!!そんなに安くで欲しけりゃわしを満足させるだけの値切りでも覚えろって伝えろやい!!!」
醜い長寿の言い争い勃発(笑)
『我の給料どうなっとんじゃぁぁ』
「知るかい!!直接ドラキュラ様に聞けばよかろう!!!わしゃお前さんのは全く聞いとらんっ!!!」
洗濯物と一緒に蔵書庫から死神を追い出した爺さん。
「ぁ、忘れとった。悪魔精錬士達に渡しとってくれ。こっちがアイザック、こっちがヘクターの分じゃ」
『はいはい、渡しときますよ』
「…盗るなよ」
『盗るかぁっ!!』
洗濯篭と給料袋を持って蔵書庫を後にした死神さん。
─錬金研究棟─
『アイザック殿、ヘクターど……』
─バーン─
「ぅわっ!!!!」
扉を開けようとした時、爆風と共に、銀髪の悪魔精錬士が転がってきた。
ギリギリ避ける死神さん。
「って〜。アイザックきっさまっ!!!!」
「へ〜ん。悔しかったらかかって来いっ!!!」
「〜っ!!!行けカイン!!!」
「アベル、もっかい力の差を見せてやれっ!!!」
各々デビルタイプのIDを召喚。
空中ではデビル、地上ではアイザックとヘクター…ショヴスリと七支刀の激しいバトル…
『はいはい止めるっ!!!』
髑髏を召喚して暴れる二人を止める死神さん。
「デス!!邪魔すんじゃねぇテメェ!!!」
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