呪われた人々

□金曜日はカレー曜日(笑)
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─主の居場にて…─

「ぁ〜腹減っ……!!??」
今日も「ドラキュラ徹底撲滅」(笑)の旗を胸に掲げ…
その割には呑気に帰ってきたモリス家の坊ちゃん。
帰って早々、言葉を無くしました(笑)
「あら、おかえりなさい」
「ジョナサン君、お買い物してきてくれたかしら??」
「プロセルピナちゃんから、バケツプリン貰って来てくれた??」
「まぁロレッタったら、バケツプリンばっかり食べていると太るわよ…」
「お姉様こそ、豆乳ロールばっかり」
「豆乳は太りにくいのよ」
な〜んて会話をくり広げてるシスターズ。
これはまだ良かった。
「ちょっとジョナサン、そんなトコにつっ立ってないで、アンタも座ったら?」
と、エプロン姿のシャーロット。
これも別に日常的な事で良かった。
問題は……
「ふ〜ん、君がジョナサン君ね」
と、ニッコリ微笑んだ、悪魔の巣窟辺りで見た、金髪のサラサラした長い髪に、水色のローブ着た綺麗な姉ちゃん(笑)と…
「どうだボウズ、おれの嫁さん、綺麗だろ〜」
と、嫁自慢をしている野蛮(失礼)なハンター、ラルフさん+開祖からの歴代ベルモンド一族。
その光景はかなり圧感です(笑)
「もぅ…ラルフったら。お世辞ばっかり」
「お世辞じゃないよ」
「まぁ」
クスクス笑うサイファさん。
固まるジョナサン。
見てるこっちが恥ずかしいと内心思ってるハンターズ。
内心、羨ましいと思ってるシャーロット。
思いはそれぞれな様で。
「あ〜…えっと…シャーロット、一つ聞いてもいいか?」
「何よ。今日のご飯はカレーよ」
「いや…そうじゃなくて…」
改めて歴代ベルモンド一族を見回すジョナサン。
金髪、銀髪、茶髪…
白赤、茶色、青色…
なんか色々居るなとか…
「…ステラとロレッタが居るのは別に自然なんだけどよ(姉妹の部屋だし)、何故にグレイテストな面々が???」
「悪魔の巣窟で遭ったゾンビ達覚えてるでしょ??」
「あぁ、ラルフのおっ……に化けたアレな。天井に張り付いてたのと、魔術士の組み合わせ…」
「おいボウズ、今おっさんって言おうとしなかったか??ん???」
ジョナサンをひっ掴み、頭をグリグリするラルフさん。
「いてててっ…いっ…言ってませんっ……」
「ラルフ、止めてあげなさいな」
ニッコリ笑って止めるサイファさん。
愛する奥さんが言うもんだから、素直に止めるラルフさん。
「…で、シャーロット、続きを…」
「そうそう、で、そこでゾンビがカレー落としたじゃない??それが凄く美味しかったから」
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