光と闇の狭間の風
□第2章 変わる世界と僕
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目を開ければ白い天井。知らない部屋だ。
『……どこ?』
周りに何もない殺風景。ベッドから降り、立とうとした。
『…っ』
立ち眩み…僕は少し貧血気味で良く立ち眩みや目眩を起こす。
立ち上がって鏡を見た。
『え?』
左目が赤い…血のような紅の瞳になっていた。
『…はぁ?何で?』
全く訳分からん。理解出来ない。僕は自分の服装を見て病院と思った。でも病室はこんなに広くないよね。
ガチャ…
『………!』
扉が急に開いて驚き振り向いた。そこには銀髪の男がいた。
「ゔお゙ぉい起きてるかぁ?」
『………寝てる』
「起きてるじゃねぇかぁ!!」
見て分かるなら聞くなよ、煩いなぁ…。
「着いてこい…」
『何で?』
「命令なんだよぉ!」
従いたくないが今はこの人間に着いて行こう。隙が会ったら逃げる。
………人間を殺す人間に隙なんてあるか?
、