夢の書

□ヴァンパイアパロ
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―この世に愛なんて存在しねぇ―









〜ヴァンパイアパロ〜








ト「…ふあぁ〜……ねむ…っにしてもヒマだなー…。」



曇り空が広渡るある日に吸血鬼のトシは一人館の窓から空を見ていた。


その空の下では少し小さな村が有り、今日は祭りがあるのか何時もより騒がしかった。



それらをぼーっと眺めていたトシはある人物に目が止まる。



銀「お〜い。コレ、どこに置いたら良いんだよ?」


フワフワの銀色の髪の毛、白い肌、しかし女ではなく男という立場で焦るトシ。


ト「……んだよアイツ…ほんとに男か?」


余りにも彼はその男の魅力に惚れたのかある作戦を決意した。










〜・*・〜・*・〜








銀「うわっ!…チッ、なんでこんな時に雨が降るんだよっ…。」



あれから夜になり、祭りを開始しようと思ったらいきなりの雨が降り、事態は祭りを中止することになった。



銀「あー…くそっ………あれ?」


祭りが中止になり少しムシャクシャしていた男、銀時は目の前に雨傘を持った男が立っていることに気が付く。


だが傘で隠れてはっきりと顔が分からない。



銀「…あのー、どちらさんでしょうか?」


ト「人に名前尋ねる時は先ず自分から言うもんじゃねぇのか?」



銀「はぁ?…あ、や………銀時…。」


ト「ふーん…そうか、銀時っつーんだな。」



銀「あのー、一体あんた誰…わっ!」


銀時が近ずいた瞬間腕を引っ張られ森の中に2人一緒に入ってしまった。

銀「ちょっ、おぃ!…おめぇ一体なんだってんだ!」


ト「トシだ。」


銀「はぁ?」


ト「俺の名前はトシだ。…雨が止むまで俺の家でくつろいどけ。」



そう言ったのと同時に何か建物がそびえたのが銀時とトシの目の前に建つ。


銀「…って、家でかー!!……お前どんだけ金持ちなんだよ……。」



ト「あ?そうか?……まぁあがれよ。」



銀「あ…お邪魔しまーす…。」



ギイィ―――バタン…









迷い込んだ蝶は、そう簡単に此所からは抜け出せない。―何故ならもう…蜘蛛の罠に掛かってしまったのだから―






゚゚゚
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