笑の書
□酒と花見は春のオツ
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高「………や、もう良いだろ…そう言う話はさ…うん…。」
高杉は少し俯き頭をボリボリと掻く。
不振に思った銀時は更に聞くも。
銀「お前もしかして…船でなんか有った…」
高「よしっ!銀時!飲み競べすんぞ!おい、ガキ共も早く来いよ!!」
新「え?ぁ…ハイ…。」
神「銀ちゃ〜ん、私達不良に絡まれたアルヨ〜。」
〜・*・〜・*・〜
高「///んでよぉ…ヒック、俺ぁ言ってやったんだよ…」
銀「////へぇ…やるじゃねぇか…ヒック…俺なんかな…。」
あれから銀時と高杉は酒をガバガバと飲み、花見所では無いくらいにべろんべろんに酔ってしまった。
それを見て呆れた新八と神楽。
新「はぁー、銀さん…絶対二日酔いになりますね…。」
神「……そうアルな………ん?新八ぃ…アレ…。」
新「どうしたの神楽ちゃ……えぇ!?」
2人は目を見開いた。何故なら、万斎、また子もとい鬼兵隊メンバーがこちらに歩み寄って来て居るのだ。
万「ん?おぬしらは…白夜叉の…。」
新「どうしてここに!?」
万「んー…話せば長くなるのだが……アレ?来島殿…あれ晋助殿では…」
ま「あぁ!!晋助様じゃないッスかー!見つけましたッスよ晋助様ぁー!!」
ドカドカと思いっきり高杉にダイブしたまた子。
高「ぐぇっ!」
ズシャー
銀「///……お前ら…ヒック…何してんだ?」
〜・*・〜・*・〜
新「えぇ!!?喧嘩して船出て行った!?」
神「ちょっ…新八うるさいアル…お前近くに居ると口匂うアル…ちゃんと歯ぁ磨いてるアルか?」
新「ちゃんと磨いてるよ!って違う違う!…なんでまた喧嘩なんか…。」
高「//こいつらがぁ…ヒック…俺を退けもん扱いすんだよ…ヒック…。」
そんな理由で喧嘩したのかよ!!と思わずツッコミそうになるのを堪えた新八。
万「それは間違いでござる晋助殿。」
いつもと少し穏やかな表情で言う万斎に高杉は。
高「……分かったよ…帰りぁ良いんだろ?その代わりおんぶして…」
万「そこは自分で歩け。」
真顔の万斎に高杉はふてくされたように頬を膨らます。
万「……嘘でござるよ。手、握るだけなら良いでござる。」
ま「晋助様、帰るッス!」
万斎とまた子が高杉と手を繋ぎ、万事屋一行に背を向け自分達の道へと突き進む。
新「なんか…問題解決したみたいですね…。」
夕日に染まる3人の影が大きく伸びる。
新「なんかあの3人…家族みたいですね。」
神「まぁ、真ん中が低杉って言うのもあるからネ。」
新「…僕らも帰ろうか…銀さん!」
新八が振り向いた瞬間。
銀「おええぇーー!!」
新「やっぱりかいぃぃぃ!!!」
END
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