十四番目
□儀式
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ここは……どこだ……?
わからない……
でも……懐かしいのはナゼ?
「起きましたか。ラビ。」
目の前には、ノアの姿をしたアレンがいた。
「気分はどうですか?」
「まぁまぁさ…。ここはどこさ??」
「懐かしいですか?」
「あぁ。」
「実は方舟の中なんですよ。ここはノアの故郷なんですって。」
「じゃあ、人間とAKUMAは同郷なのか…。変な話さね〜〜。」
急に笑っていたアレンの顔が曇った。
「僕を責めないんですか……?」
「なんでさ?」
「エクソシストのラビをノアにしたんですよ?なんで責めないんですか……。」
「今さらなにさ…。俺はブックマンさ。『エクソシストのラビ 49番目の俺』はいなくなったんさ。俺は『ノアのラビ 50番目の俺』になったんさ。」
俺は笑顔でアレンに言う。
「それに他じゃなくて俺を選んでくれたんだろ?アレン。」
「…………ありがとう………ラビ…………。」
そう言って笑うアレンは本当に笑っていて綺麗だった。