大空の誓い
□同窓会クライシス
3ページ/14ページ
「えっと来週の日曜日、つまり3日後に並中の同窓会があるんだ。獄寺くんと山本は参加、恭弥と骸は俺のボディーガードっていうことなんだけど、いいかな?」
俺の問いかけに口火を切ったのはやっぱりアイツだった。
「嫌ですよ、綱吉くん。白蘭といたいのに何で行かなくちゃいけないんですか」
骸。でもコイツには明確な弱味がある。
「ふーん。断ってもいいんだよ、別に。ただ、代わりに行くのはクロームだから。あーあ、あんな男がいっぱいいるところに連れてったら色んなヤツから言い寄られちゃうだろうなぁ」
みるみる骸の顔色が変わっていく。
「仕方ありませんね、僕が行きます」
「無理しなくていいぞ、やっぱクロームに…「是非とも僕に行かせてください!!」
コイツのクローム溺愛っぷりは相変わらずだ。ま、ちょろいな。
「他の皆は?」
「十代目のお言葉とあらば」
「ははっ、皆に会うの楽しみだな」
「……綱吉がいるなら構わないよ」
微笑して言ってくれた恭弥に思わず抱き着く。
「じゃあ、皆準備してね。出発は明日だから」
「「「「了解しました」」」」
同窓会ってことは、京子ちゃんも来るんだな……。
てか、一般人ばっかりなんだから情報が漏れて刺客が来る、何てことは無いようにしなくちゃ。
とにかく、楽しみ!!