大空の誓い
□同窓会クライシス
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京子達が引き続き談笑していると、突如受付からざわめきが聞こえてくる。
二人は意識をそちらに傾けた。
「どうも。沢田綱吉と、獄寺隼人、それに山本武、来たよ。遅れてゴメンね」
やっと着いた。まさか出がけに一般飛行機が滑走不可になるとは思わなかった。
慌ててボンゴレのプライベートジェットを飛ばしたけど、ホントにギリギリになってしまった。
そんなことを思いつつ、受付に声をかけた。
なんとなく見覚えがある顔だ。なつかしいなぁ。
が、肝心の記帳をしてくれない。
「ねぇ、聞いて「お前があのダメツナー!?」
叫ばないでよ、ビックリするじゃん。
あぁもう、皆出てきちゃったし。
「おま、あのダメツナ……か?」
誰がダメツナだよ、ったく。
「うん、そう。でも今はもう違うからな。ったく、早く記帳させてよ」
「あぁ、悪い。……人間、変われば変わるもんだな」
どういう意味だ。
「みんな、久しぶり〜」
ヘラッと笑って声をかけたら、男女構わず顔が赤くなった。
……風邪かな?皆大丈夫か?
「あぁ、記帳サンキュー。って、後ろの二人は誰だ?」