大空の誓い
□同窓会クライシス
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「ん?俺のボディーガード。六道骸は、初対面だけどもう一人は分かるだろー?」
「知らねぇよ。誰だよその人」
「何言ってんの。元並盛中最強の不良にして並盛の秩序、恭弥……じゃなかった、雲雀恭弥さんだよ」
「雲雀さん〜!?な、ななななんでここに!?」
笑いながら言ったら叫ばれた。
「だから、俺のボディーガード兼部下。と、兼恋人。だから一緒に来てもらったんだよ」
「「「恋人〜〜〜!?!?」」」
見てる奴等にまで叫ばれた。
俺がなにしたんだよ、まったく。
「もう入っていい?」
「あ、あぁ!!是非、入ってください!!」
受付に頭を下げられたし、周りにも道を空けられた。何でそんなに怯えてんのさ。
会場に入って、こちらを少しビックリしたように眺めている二人。
ひょっとして……。
「京子ちゃんと黒川だろ?久しぶり!!」
「久しぶり、つっくん」
並中のアイドルは健在。スゴく癒される笑顔だ。
もちろん、恭弥以外になびく気はないけど。
なんて言うか……妹、みたいな。
会場に入ってすぐ、獄寺くんと山本は二人で姿を消していた。
多分非常時の脱出方法の確認でもしてるんだろう。
ボディーガードである恭弥と骸は俺のそばを離れるわけにはいかないから、脇に控えてくれている。
「ちょっと、沢田」