大空の誓い

□同窓会クライシス
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なにかと思ったら黒川。

「あんた、一体今何やってんの?あの雲雀さんが部下?どういうことよ」

見渡したら、周りまで頷いて聞き耳をたてている。

流石にマフィアってことを言うわけにはいかないから、表向きの仕事を教えておこう。

「ボンゴレカンパニーって分かるか?」

「え、えぇ。たしかイタリアに拠点を置く多角的企業のことよね?世界で1、2を争う大会社って聞いてるけど」


「俺、ソコの社長なんだよね」


「……ウソでしょ」

信じてないなんてひどい。表向きはちゃんとここの社長なのに。

「ホント。恭弥…じゃなかった、雲雀さんと、ここにいる骸、獄寺くんと山本もそこの俺直属の部下で……簡単にいうと最高幹部かな」

「あんた……今物凄く金持ちの超上流階級じゃない!!」

「一般的にはそうなるのかな?」

ま、実際は裏を取り仕切るマフィアだけどね。
そう心の中で付け加えておく。

「雲雀さんと恋人同士なんだね、おめでとうつっくん」

京子ちゃんが笑顔で祝福してくれた。
なんとなく気恥ずかしくて、恭弥と顔を見合わせて照れ笑い。
そのまま腕に抱きついた。

「あ〜あ、アツアツじゃない。ね、京子」

「そうだね。二人ともスゴく絵になるんだもん」
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