大空の誓い

□ジョハリの窓
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更に顔が真っ赤になるのを感じる。
それなのに、目の前で悠然と微笑む雲雀が悔しくて、自分から口づける。

舌なんて絡めない、かわいらしいバードキスだったけれど。
雲雀の顔を赤くさせるには十分だったらしく、みるみるそまっていく。



「それに……

恭弥のこんな顔だって俺だけの特権でしょ?」

綱吉は雲雀の腕に手を回し、花のように笑う。

……が、それが雲雀の狼に火をつけたらしい。

「ワォ。君の方から誘ってくるとは思わなかったよ」

「誘っ!?ちが、ちょっ……もう今日は無理っ……」

「あれだけ煽っといて何言ってるの?覚悟しなよ……綱吉」



流される直前、綱吉は決めた。
もう二度と、雲雀の小難しい話になんか乗るもんか、と――



(結局、甘い雰囲気になっちゃったよ!!)








次の日の朝、妙に機嫌がいい雲雀と、腰を庇いながらも幸せそうに仕事をこなす綱吉に、大体の経緯が分かってしまった黒衣の赤ん坊は、ため息をついた。
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