大空の誓い
□プレゼントは……
3ページ/4ページ
「君、可愛すぎ」
ムスッとしたように呟く雲雀に、綱吉は慌てる。
「か、可愛くなんて無いですよっ。
……恭弥さん、お誕生日おめでとうございます」
「誕生日って、こんなに嬉しいものなんだね。綱吉が祝ってくれるなら毎日が誕生日でも良いね」
そう言って、腕の中の綱吉の顔を上に向かせて、雲雀はその唇に優しくキスを落とした。
瞬間、ポンッという音が聞こえそうな位に綱吉の顔が真っ赤に染まる。
「恭弥さん……あの」
「どうしたの?」
「生まれてきてくれて、俺の前に現れてくれて、俺の恋人になってくれて。
ありがとうございました」
「どうして、そういう可愛いことを言うかな…。止めてよね。襲いたくなるでしょ」
「おおお、襲っ!?……そ、そうだ恭弥さんリボーンから手紙預かってるんですよ!」
追求から逃れるように、綱吉は雲雀に手紙を差し出した。
雲雀は内心舌打ちしつつも、手紙に目を通す。
そして、読み終わると顔をあげ微笑んだ。
「じゃあ、遠慮なく襲うよ」
「んなっ!?リボーンの手紙、何て書いてあったんですか!?」
あわてふためく綱吉に、雲雀は手紙をよこした。
急いで目を通していく綱吉。