Trick and Treat!!

□第壱章
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どーも、レイです。
誰に挨拶してるのかわかりません。
なんか言わなきゃいけない気がしたんです。

さて、今俺はエリア11にあるルーベルト家の前にいる。
やっぱ上流貴族なだけあって屋敷はでかい。
うちの二倍はあるんじゃないかな。

とりあえず入らないと話が進まないし入るかな。

「ようこそおいでくださいました。レイ・ディヴィナトーレ様。」

召し使いらしき人が出迎えてくれた。
これからお世話になるんだし一応挨拶しておこう。

「はい。これからよろしくお願いします。」

「よろしくお願いいたします。では、屋敷を案内させていただきますね。」




………………。
見た目通り中もすごかった。
ひと通り案内してもらったけど、かなり広いから迷子なりそうだ。

ちなみに今は自分の部屋にいる。

ほんとはこの家の人に挨拶しにいかないといけないのだけど、急用でいないらしい。


――――コンコンッ


んぁ?誰だろー

「はーい。」

扉をあけるとそこには黒髪赤目の女の子がたっていた。


「初めまして、ミキ・ルーベルトです。」


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