Trick and Treat!!
□第壱章
1ページ/3ページ
どーも、レイです。
誰に挨拶してるのかわかりません。
なんか言わなきゃいけない気がしたんです。
さて、今俺はエリア11にあるルーベルト家の前にいる。
やっぱ上流貴族なだけあって屋敷はでかい。
うちの二倍はあるんじゃないかな。
とりあえず入らないと話が進まないし入るかな。
「ようこそおいでくださいました。レイ・ディヴィナトーレ様。」
召し使いらしき人が出迎えてくれた。
これからお世話になるんだし一応挨拶しておこう。
「はい。これからよろしくお願いします。」
「よろしくお願いいたします。では、屋敷を案内させていただきますね。」
………………。
見た目通り中もすごかった。
ひと通り案内してもらったけど、かなり広いから迷子なりそうだ。
ちなみに今は自分の部屋にいる。
ほんとはこの家の人に挨拶しにいかないといけないのだけど、急用でいないらしい。
――――コンコンッ
んぁ?誰だろー
「はーい。」
扉をあけるとそこには黒髪赤目の女の子がたっていた。
「初めまして、ミキ・ルーベルトです。」
.