Trick and Treat!!
□第肆章
1ページ/3ページ
ゼロがスザクを救出して数日。
ぼくは鞄にPCやらなんやらを詰めてミキを待っていた。
「レイ、おはよ。」
「おはよ。ミキ、今日は学校行くのか?」
「うん、行くけどなんかあった?」
「いやさ、俺今日学校休むわ。」
「は?なんで?」
まぁミキがびっくりするのも分かる。
今まで体調不良以外では学校を休んでないからだ。
ただ単にミキみたいに休みすぎで目立たないようにってだけなんだけどね
「さて、今日は何の日でしょうか?」
「今日は確か、スザクが解放される日…よね?」
さすがは我が親友。
ちゃんと覚えてるな。
でもそれだけじゃない。
「もー一声欲しいなぁ。」
「………あ。オレンジ粛正?」
「そー。だからちょっと遊んでくるわ。」
「…………そういうことか。わかった。」
少々呆れたような顔してる気がしないでもないけど、ここはスルーしておこう。
「んじゃあ、行ってくるわ」
「何するか知らないけど……無理するなよ?」
「分かってるよ」
さてと、行きますか。
―――シンジュクゲットーへ
.