十四番目
□再会
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「イノセンスを取り込む程か………。」
左腕にあったイノセンスは今は無くなっていた。
覚醒した時に取り込んでしまったのだろう。
「これじゃ教団に戻っても怪しまれるな……。」
僕は教団に一度戻ってスパイをしようと思っていた。
でもイノセンスが無ければ、あそこには居られない。
居たくもないけど……。
「どうしようかなぁ…。」
「なぁにが〜?アレ〜ン?」
考え込んでるとロードが話しかけて来た。
「教団にスパイにでもしに行こうかと思いまして。でもイノセンス無くなちゃったんで無理かなぁと。寄生型はイノセンスとの繋がりが強いので、壊されると寄生されてるほうは精神崩壊するらしいですし。」
「ふぅ〜ん。アレンが教団いけないなら、スパイ作ればいいじゃん。」
ロードの意見になるほどなと感心した。
「それに裏切れないようにノアにしちゃえばいいしさ。アレンはノア化の能力あるんでしょ?」
「えぇ。いいですね。千年公に許可取って、一人ノア化しましょう。じゃあ行ってきますね。」
「いってらっしゃ〜〜い。あっ、帰ってきたらあそぼ〜。」
「えぇ。たくさん遊んであげますよ。新しい家族も期待してくださいね。」
ロードに返事をして千年公の元へ行った。