第一部:啓いた光
□第二十ハ話
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ある晩。空には明るく照らす月。いつもと違うのは、それが赤く染まっているということ。
月明かりに照らされる、夥しい数の屍。
そこに立つ数人の影。
笑い声が起こる。それは止むことのないまま、広がっていく。男たちは、屍に刀を突き刺す。
男たちにより原型を留めていない屍の山。
もう、それが動くことはなかった。
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