第二部:東の月の夜
□第三十一話
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次の夜、高杉に手紙が届いた。差出人は、睨んだ通りの人物であった。
手紙を読み、高杉は更に不愉快になる。
「あの野郎、俺の思考が気にくわねぇってか。
それだけじゃなく、あんだけの人数やりやがって。
とことん、俺に喧嘩売りてェらしいじゃねーか。おもしれぇ。やってやろーじゃねーか。
なぁ、海棠南よォ」
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