優しい刃
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眩しい日差しが差し込む前に目が覚めた
隣で座って寝ている妹。
息が白いことに気付き、急いで俺は布団を敷きルキアを寝かせた。
俺は死覇装に着替える。
髪の毛を纏めきつく結び上げる。
化粧を落として、軽くタオルで顔を拭く。
「ゲッ薬また増えたんだ」
コップを片手に眉間に皺を寄せて手の平にある薬を睨み付ける。
溜め息を付き一気に口に薬を入れて水を流し込む。
先月は五錠
先々週は六錠
そして今週は八錠
段々増える薬
これが俺のゆいつの命綱
「っ……糞ッ」
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