日和部屋

□満月の夜に
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「じゃ芭蕉さん、先に風呂に行ってきます」
「うん。ゆっくり入ってくるといいよ」

宿の風呂場に向かう弟子の曽良を見送った芭蕉は何もする事がないのでマーフィー君と遊ぶことにした。

「…飽きた」

しばらくして、マーフィー君と遊ぶのにも飽きた芭蕉は鞄にマーフィー君をくくり付けると、布団に潜り込んだ。

「今日は満月かぁ…」

布団の中から顔を出して月を見上げる。

「曽良くん…まだかな」

寝そべって月を眺めながら芭蕉は一人呟いた。

「あ〜っ!何で曽良くんの事ばかり考えてしまうんだ私はー!」

一度頭の中に曽良が浮かんでしまうと、もう他の事が考えられなくなってしまう。

「…これも曽良くんが毎晩のようにあんな事するから…っ」

それでも曽良くんが求めてくる事に対して嬉しく思う自分がいる。
それを自覚してしまうと、もう自分を抑えきれない。

「ふ、ぁ…っ」

下着の中に手を入れ、恐る恐る自身に触れると其処はすでに熱を持っていた。

「は…っ曽良、く…」

曽良が自分に触れてくる感触を思い出すたびに、先端から先走りの蜜が幾筋も零れる。

「んぁ…っは、ぁあ…っ!」

溢れる蜜を指に絡めて自身を高めていく。

「ぁっ…ん…曽良、くん…っ…曽良ぁ…っ」
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