日和部屋

□深夜の悪戯
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月が高く昇る深夜。
眼が冴えてなかなか眠れない曽良を余所に芭蕉は隣で規則正しい寝息を立てている。

「イラつく…」

憎たらしくなった曽良は芭蕉の抱きしめているマーフィーくんを奪い取って部屋の隅に放り投げた。

今一度布団に潜るが、何故か眠れない。

「…」

再度起き上がった曽良は何を思ったのは気持ちよさそうに眠る芭蕉の布団の中に潜り込んだ。
それでも起きない師匠に呆れるが
構わず暗闇の中芭蕉の着物を肌蹴させ、露になった肌に口付ける。

「んん…」
「…」

鼻に掛かったような声を出して身を捩る芭蕉に、曽良の手は一瞬止まったが、すぐさま行為が再開される。
暗くてよく見えないため、手探りで芭蕉の肌を撫で回す。

「は…っふ…ぁ…」

芭蕉の息が段々と荒く、甘く掠れていく。
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