第一書庫
□Aiuto!〜2〜
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綱吉は雲雀の手を見て目を見開いた。
「雲雀さん、手から血が……」
「綱吉の命が助かるなら、僕の手なんかどうなったっていいよ」
雲雀は綱吉を安心させるように優しく笑って手を振るが、痛みが増して血が滲んできた。
「……お願い、雲雀さん…皆と逃げて…」
「綱吉、そんなこと出来るわけ………!!」
雲雀が一歩前に出るとズンと地が揺れて――学校のどこかで爆発が起きたのだろう――綱吉の上に更に大きな瓦礫が落下してきた。
「綱吉!!」
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