第一書庫
□Aiuto!〜2〜
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雲雀が叫び、獄寺が駆けつけようとしたとき、綱吉の元に何かが走り寄った。
そしてゴンッと痛そうな音がして、全員が音がしたほうに目を向けるとそこには日本にいるはずのない人物がいた。
「……ザ、ザンザス!!」
瓦礫から綱吉を守ったザンザスは頭から血が流れてくるのも気にしないで綱吉の側に寄った。
「……おい、綱吉」
「…ザンザス…」
「……邪魔なこれを破壊するから、動くんじゃねぇぞ」
ザンザスは綱吉の頭を優しくなでると綱吉の上に重なっている瓦礫に手をあてた。
「…何をする気なの?」
「形も無くなるくらい破壊すればいいことだろ。黙って見てろ」
瓦礫にあてている手が光り、ザンザスは憤怒の炎を放った。
すると瓦礫は見る陰もないくらいに粉砕された。
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