第一書庫
□Aiuto!〜2〜
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「10代目!!」
「綱吉!!」
綱吉の声は弱々しく、守護者達の不安を増幅させた。
「このあと……もう一度、大きい爆発があるから…逃げて…」
「バカ!!ツナを置いていけるわけねぇだろ!!」
山本が瓦礫を退かす手を止めずに話しかける。
「…まさか、………オレを消すために、学校を爆発させるなんてね……ごめん、巻き込んじゃって」
「何を言う沢田!!」
「ボスは何も悪くないわ」
「…ありがとう、了平さん、凪……優しいんだね………二人とも、皆と一緒に逃げて、ここから去るんだ」
「何馬鹿な事言ってるの!!」
雲雀が瓦礫を退かすと綱吉の顔が見えた。
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