第二書庫

□人前ですよあなた方!!
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捜索開始から3日、
ボンゴレ本部は次第にキノコが生えるかと思うくらいにドンヨリした空気に包まれた

俺は最善を尽くした
イタリアを知りつくしている俺なのに一体どういう事だ

アイツ何処にもいねぇ!!




取りあえずこの苛々をアホ牛を殴る事で抑えて冷静に考えた

すると急に、見えなかった事が見えてきやがった
今更、あぁ今更だコノヤローアイツの事になると普段出来る事が出来なくなんだよ悪いかコルァ!!




…まぁ、多分アイツはあの場所にいるんだろう







見つけたらお仕置きだぞ、ツナ!!










「ツナ」

「何、コロネロ」

「いいのか、こんなことして」

「…たまには、コロネロに会いに来てもいいでしょ?」

「っ、でもよ、俺とこんなことしてるってアイツにバレたらただじゃ済まねぇぞコラ」

「……コロネロは俺とこんなことするのは嫌?」

「ツナ…っ」
「なぁにしてんだオイコノヤロー」

「うわぁびっくりした!!」

リボーンは銃口をコロネロの頭に向ける

「遅かったねリボーン」

「おい俺の最愛の恋人さんよ、もうすぐ結婚する俺をさしおいて何してんだ?」

「見て分かんない?海水浴」

「リボーン、とうとう目が腐ったか?いや、もともとか、コラ」

「るせぇ!!なんか、会話がドロドロした昼ドラの不倫してる時の会話みてぇだったじゃねぇか!!」


ガウンと弾丸がリボーンの拳銃から放たれてコロネロの金色の髪の一部を散らした


「何すんだコルァ!!」

「今からお前の存在をなかったことにしようと思ってな」


ニヤリと怪しい笑いでコロネロに向かって攻撃しようとすると、リボーンの体に綱吉が抱き着いた


「リボーン」

「ツナ、後でたくさん可愛がってやるから待ってろ」

「リボーンを待ってたんだよ、たまには、リボーンと二人きりでゆっくりしたくて…冷静な判断が出来るリボーンならここにたどり着くと思って…」


ぎゅうっと抱き着いて離さない綱吉の言葉にリボーンは目を見開く


「ごめん…」

「……ツナ、そうならそうと早く言え」


拳銃を仕舞って小さい体を抱きしめ返す


「え?」

「それくらいお安い御用だ、二人きりになりたいなら素直にそう言えよ、何処にでも連れてってやるぜ」

「……っ、ば、ばかぁ…」

「なんだ、デレツンか?
可愛いやつだな」



目の前でイチャイチャし始めた二人にキレたコロネロは、憎たらしい悪友(綱吉に当たらぬよう)に向かって手榴弾を投げつけた
(それはリボーンによって弾きかえされたが)






ああなんて人騒がせな!










ちなみに二人がボンゴレ本部に帰ってきたのは二週間後だった





おわれ
ヽ(゜∀゜)ノ
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