宝物

□I Love you! I need you…
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「お、起きてたの??」
「あー今起きた。」
リボーン…微かにニヤケてるよ、狸寝入りだったんだね…


急に恥ずかしくなってベッドから出ようとするけど、リボーンの腕がそれを阻む。

「ねぇ、離してくれない?」
「…えらく早起きなんだな」
そう言ってリボーンは腕を引っ張った。
「ちょっ…早くしないと、獄寺くんが起こしにくるってば」
バランスを崩してリボーンの上に倒れかかるのを何とか堪えた。
「あ?」
倒れ込むのを、僕が堪えたのが気に入らないのか、なんなのかリボーンは少し不機嫌そうな顔をした。


「獄寺ならこねーよ、」
リボーンは根拠があるのか、ないのか、そう言って強引に僕を抱き込んで、おでこにキスをした。
それからまだ眠いのか、そのままの格好で目を閉じていた。



リボーンの腕の中でまた、愛しいと思う感情が溢れてきて…今度は口には出さずに、リボーンの背中に腕を回した。

──愛してるよ、とても。
君がいなかったら、今の僕はないだろう。
君がいなくなったら、僕は昔の僕に戻ってしまうだろう。
君が必要だよ、とても。──



I love you!I need you…



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