短編小説
□また君に逢えたら
1ページ/4ページ
>殉職
クラス1st_セフィロス
クラス1st_ザックス
一般兵二名
以上
その社内メールを見たとき、俺は、目の前が真っ暗になった。
どうしようもない気持ちはやっぱりどうしようもなく、落ち着かなく苛立ちさえする自分をやはりどうすればよいかわからないまま、おれは自室のベッドの上で頭をかかえて座っていた。
あのザックスが…、信じられない。なぜ?信じられない!
激しい戦いのなかで仲間がどんどん倒れていき、落ち込み傷ついた俺に声を掛けてくれたのがクラス1stザックスだった。
夢を持て、諦めるな…
その言葉に励まされ、俺はここまでくることができた。明るく、気さくで、優しい。そんな彼に憧れて英雄になるという夢の元、クラス2ndまで来れたのに…。
真実を確かめなければ…っ!
そう思い立ち上がったら、目の前に人がいたので驚いた。
「シスネっ!!」
「大丈夫?大分ショック受けてたみたいだけど」
「大丈夫、じゃないかな…?どうしてここに?」
「これを渡しによ」
そう言ってシスネが差し出した紙は、社内広報だった。
「メールみてないでしょ?」