深い森

□不確かな存在
1ページ/13ページ

なんとか遅刻すれすれで学校についた3人は汗がだくだく出てる中、始業式に出た。鐘子は高校二年生になったが別に感慨もなく、校長の話をめんどくさがるばかりだった。


(あ〜相変わらず校長話長い…眠い眠いねむ…グー…)


夢見が悪く朝っぱら全力疾走をして疲れたからだろうか…急激に眠気が鐘子を襲い、うとうとと船を漕ぎはぎめてしまった。校長がなんか言ってるがよく聞こえない。首が痛くなってきたが眠くなっていくのは止められない。一瞬意識がクラリとしたがそれでも起きなかった。


(ん…気持ち悪い…)


「鐘子!!もうすぐ校歌斉唱だよ!!起きな!!」


肩をとなりの列にいるクラスメイトの女子にトントンと叩かれようやく起きたのはそれから数分後だった。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ