ハナノミツ
□未知への挑戦
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「はぁ…どうしようかなぁ…」
あれから蜜は真紀達とわかれ、朝と同じように電車に乗り、もうすっかり慣れた駅で降り、少々人気が少ない道をとぼとぼと歩いていた。
「合コンかぁ…一回は行ってみたいんだよねー…」
恭子はあんな事を言っていたが蜜は正直合コンに惹かれていた。大学といえば合コン。そう思っていた高校時代、浪人時代だったが…
(この性格のせいかな…誘われないんだよねぇ…)
だけど今こうして大学生らしいことが目の前で口をあけて待っている。行くべきか行かざるべきか…行かなければネットサーフィンタイムという実に穏やかな時間が待っている…行ったら………メンドクサいことが待ってるかも…
「はあああああ…恐いけど魅力的ぃ…」
まあそんなもんもん状態で歩いていたらもうマンションの自分の部屋の前にいた。