ズックにロック

□『シャングリラ』
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1.「夕日哀愁風車/チャットモンチー」

記念すべき一回目の題材は僕の大好きなチャットモンチーの曲にしようと思います。

最近恐ろしい程人気の出ているチャットモ。10月にリリースされる2ndアルバム『生命力』は大ヒット間違いないでしょう。と、そんな中注目してほしいのはチャットモの過去の曲達。そう、彼女達は昔から物凄いことをしてきたのです。今回はチャットモの1stミニアルバム『chatmonchy has come』より、『夕日哀愁風車』について語っていきたいと思います。

まずイントロかかりだした瞬間に「カッコイイ!」と声を上げてしまう程、印象の強い曲です。彼女達のロックらしさが弾けています。歌い出しは若干不安感を抱かせますが、徐々に和らいでサビで一気に曲の雰囲気が明るくなります。その雰囲気の変え方が完璧ですごい!そこはもうチャットモだからできることでしょう。歌詞は前向きではないです。が、全体的にはメッセージ力が強い曲になっています。伝えたいことがたくさんあるといった感じ。コーラスの歌詞もちゃんと聞いてほしいですね。そして何より曲終盤でもう一度「不安感のある」部分をやって終わり、というのが彼女達の他とは違うところ。また全く違う雰囲気に豹変してしまう。そんなことできるのか?聞いてみればわかります。

最終的に言いたいのは1stミニアルバムでそれぐらい凄いことをやっているということ。彼女達の素晴らしさは一曲、一枚のアルバムでは語り得ません。ちなみに、これはあくまで推測ですが、夕日に染まる哀愁漂う風車とは鷲羽山ハイランドの観覧車のことではないかと。徳島から上京する時に見たのではないかと。
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