うさぎトレーナーシリーズ

□うさぎトレーナーとたくさんの出来事2
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1・メェークル牧場と進化

海を渡ると、また続く12番道路フラージュ通り。
私は、メェークル牧場を見つけて3人を誘う。

「メェークルは、おとなしくて、サイホーンより乗りやすいんです。乗ってみませんか?」

ダイちゃんは輝きの洞窟に行く時にサイホーンに乗ったけど、Rさんとリジュンさんは後ろにしか乗ってないもんね。

「そうだね。挑戦してみようかな?」

「私も乗ってみたいですね」

2人が了解してくれたから、メェークルの乗り方を教える。

「メェークルは、このツノを持つんですけど、このツノで乗ってる人の感情が分かるんです。だから、焦ったりするとメェークルにも伝わるので、気をつけて下さいね」

私やダイちゃんはサイホーンで慣れてるから、楽々乗れる。
Rさんやリジュンさんも、初めてとは思えないくらい上手に乗ってた。
しばらく4人で、メェークルに乗って遊ぶ。
ダイちゃんの提案で、サークル内を一周レースもした。
私が1番!
2番はダイちゃんかと思ったらRさんで、3番がダイちゃん。
最後がリジュンさんだった。
牧場を後にし、トレーナーとポケモンバトルをしながら進む。
花畑があり、そこではダイちゃんがペラップと意気投合しゲットした。
名前は、ラップ。
陽気な性格で好奇心が強い。
ダイちゃんにそっくりで、よくダイちゃんの口真似をする。

「お前、すっげー面白い!」

《オモシロイ!オモシロイ!》

Rさんとリジュンさんは、うるさいのが増えたって言ってたけど、私はダイちゃんとラップのコンビ好きだなぁ。
そして、特訓の成果でRさんのイーブイがブラッキーに進化した。
名前は、ラック。
なるほど、長男のイーブイはブラッキーになりたかったのね。
他の子たちは、どの進化系になりたいんだろう?
ダークもヘルガーに進化した。
雰囲気が不機嫌な時のRさんにそっくりで、Rさん以外の3人で、その時のことを『ヘルガーモード』と呼ぶことになった。
ちなみに、いつもの優しい雰囲気の時はイッシュ地方に生息するヨーテリーに似てるから、『ヨーテリーモード』と呼んでいる。
そして、海があるからと釣りをしていたらダイちゃんがチョンチーを釣りあげて、友達になった。
名前は、チー。
この子は、おとなしい性格で辛抱強い。
ヒヨクシティに到着したところで、ホログラムメールがきた。
キガクからだった。

『ユウリ。ポケモンジムの前でポケモン勝負を挑む。準備しておけよ!』

と、メールが終わる。

「ジム戦前のバトルね!ライバルとして受けないわけにはいかないわ!リジュンさん、ジムはどこにありますか?あ、その前にポケモンセンターに行かないと・・・」

「ユウリンちゃん。ヒヨクシティは2つの街がモノレールで繋がってましてね。ポケモンセンターもジムもモノレールに乗った先にあるんです」

「そうなんですか。モノレールって、乗ったことないから楽しみです!」

「ボクもないな。楽しみだね、ユウリン!」

「うん!」

Rさんと笑顔で話す。

「オレも楽しみ〜!」

《タノシミ!タノシミ!》

「おっ!ラップも楽しみか?一緒に楽しもうな☆」

《タノシモウ!タノシモウ!》

ダイちゃんは意気投合したラップを私の、めいりん(デデンネ)と同じように肩に乗せてる。

「めいりんも、楽しもうね〜!」

《ね〜!》

そして私たちは、シーサイドステーションへ入っていった。



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