うさぎトレーナーシリーズ

□うさぎトレーナーとたくさんの出来事3
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2・さかさバトルと終の洞窟

18番道路は、別名・エトロワ・バレ通り。
ドテッコツやコータス、サンドパン、コドラにサナギラス、ゴローンがいる。
いきなり飛び出してくる、アイアントやクイタランに驚きながら吊り橋を渡ると、不思議な家があった。
さかさバトルというものが、できるみたい。
相性が反対になる、不思議なバトル。
私は、挑戦してみることにした。

「効果バツグンがいまひとつに、いまひとつが効果バツグンに!」

サカサさんと勝負が始まった。
出してきたのは、アメモース。
アメモースのタイプは、虫・飛行。
えーっと、虫に効果がいまひとつなのは草・格闘。
飛行にいまひとつなのは、草・格闘・虫。
それなら、

「えるしょう(エルフーン)、エナジーボール!!」

やった!効果抜群!
次のポケモンは、イワパレス。
タイプは、虫・岩。
岩タイプへのいまひとつは、ノーマル・炎・毒・飛行。
虫タイプには、炎・飛行は効果抜群だし、毒タイプの技をもつ子はいない。
だから、

「ごんしょう(カビゴン)、のしかかり!」

うん!ノーマル技が効果抜群!
次のポケモンは、エレザード。
タイプは、電気・ノーマル。
電気にいまひとつなのは、電気・飛行・鋼。
ノーマルにいまひとつ、というか効果がないゴーストタイプ。

「ゆーりん(ニンフィア)、シャドーボール!」

やった!効果抜群!!
サカサさんとの勝負に勝った。

「戦ったポケモンよりも、トレーナーがくたびれたかな?」

「そうですね。でも、面白かったです!」

確かに、すごーく頭を使った。
タイプを2つ持ってるポケモンは、いまひとつのタイプも多くなるもの。
サカサさんの家で、みんなを回復させてお礼を言って出た。

「ここは、洞窟か?」

Rさんが、レールの先にある入口を見てリジュンさんに尋ねる。

「終(つい)の洞窟ですね」

リジュンさんが答える。

「ちょっと寄り道しませんか?レンリタウンはすぐそこですし」

「ユウリンちゃんが良いなら、かまいませんよ」

「じゃあ、ちょっと入ってみましょう!」

そうして、私たちは終の洞窟へと入っていった。
入ってすぐのところに、広い場所があった。

「あの、私、ここでパフォーマンスの練習をしたいので、みんなはここを探検してて下さい」

そう頼むと、3人はOKしてくれて、私はパフォーマンスの練習を始めた。
出すポケモンは、もう決まっている。
その1体と決勝戦に進んだ時も考えて、一緒に、フリー・パフォーマンスの練習をした。
だいぶ決まってきたところで、みんなの元に行くと、中にいた人たちとのバトルで、リジュンさんのタブランだったランがランクルスに進化したことを教えてもらった。
ダイちゃんも、仲間が強くなったよ☆と嬉しそうに話していた。
Rさんは、オンバットと遊んでいた。

「楽しそうだね!」

「うん。なんだか気に入られちゃったみたいでね、ついていきたいって、言うからゲットしたよ。名前はオン。ユウリン、しばらく一緒に過ごすから性格とか教えてくれる?」

「もちろん!」

オン(オンバット)は、“わんぱく”な性格で、好奇心が強い。
キョロキョロと見るものに、興味を示している。
そして、レンリタウンに着いた。



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