うさぎトレーナーシリーズ

□番外編『Rたちの旅2』
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1・楽しみと心配

ショウヨウシティへ向かうため、ミュライユ海岸をユウリンと手を繋いで歩く。
砂浜に足をとられる、ユウリンを支えながらの至福の時。
ショウヨウシティに着くと、ユウリンはジム戦の特訓なんかでかまってもらえなくなるからね。
ショウヨウシティに着くと、やっぱりユウリンはジム戦の特訓に専念する。
マッサージをしてくれる女性のところでは、リジュンと習ってたし。
ショウヨウシティのジムは、岩タイプのジム。
だから、ユウリンはれいしょう(ルカリオ)とえるしょう(モンメン)、まりん(ケロマツ)を中心に特訓を始めた。
すると、まりんがゲコガシラに進化した。
そして、ジム戦の日。
ユウリンもポケモンたちも気合い十分。
だが、入ってすぐ問題が起こった。
ジム戦をするためには、高い崖を登らなければいけないのだ。
ボクらは危ないからと必死に止めるが、これがジム戦に挑むための試練だと聞き入れてくれない。
ボクらは、説得を諦めゴンドラで観客席に行くが、ユウリンが登ってくるまで気が気でなかった。

「ユウリン、大丈夫かな・・・」

「心配ですね。しかも、ためらいなくスカートで登っていきましたし」

「ユウリンちゃんって、そういうとこも無頓着だよな」

ようやくユウリンが登ってきた時には、男3人で安堵のため息をついた。
ジム戦が始まると、ジムリーダーは、ためらいなくスカートで登ってきたユウリンを高く評価していた。
まぁ、ゴンドラに乗ってる時にジムの人間から女の子はためらい諦めるトレーナーもいることも聞いていたしね。
そして、ジム戦が始まる。
ジムリーダーの最初のポケモンは、イワーク。
それに対し、ユウリンはまりん(ゲコガシラ)を出した。
イワークの岩石封じに苦戦するが、進化してスピードが上がっている、まりんは岩石封じの岩を足場にして上手くバトルし、水の波動で上から攻撃を決めイワークを倒した。
次のポケモンは、アマルス。
このポケモンは、友達になっているからタイプが分かっていて岩・氷タイプに効果抜群な、れいしょうをユウリンは出した。
波動弾の一撃で倒れるアマルス。
これには、ジムリーダーも驚いていた。
ジムリーダー最後のポケモンは、チゴラスという見たことのないポケモン。
ユウリンは、えるしょうを出し草タイプの技で攻撃をするが、イマイチ効果が薄い。
つまり、あのチゴラスというポケモンは岩以外のタイプを持っている。
それが何か分からない限り、勝機はない。
モンメンの技は、草タイプ以外は飛行タイプの暴風とフェアリータイプのムーンフォース。
ユウリンは、タイプ一致のムーンフォースの技を放つ。
すると、効果抜群だった。
ジムリーダーに勝利し、ジムバッジのウォールバッジを貰い、可愛くポーズをとるユウリン。
アマルスのことや、チゴラスのことを聞き、チゴラスがドラゴンタイプを持っていてフェアリー技が効果抜群なことが分かったということを、ゴンドラを降りてから話してくれた。
次は、セキタイタウンでトライポカロンの大会があることをリジュンが教える。
また、可愛いユウリンが見られるのか。
楽しみだな。
ユウリンとの旅は、楽しいけど心配も尽きない。
次にこんなアスレチック的な物があったら一緒に行こうと、3人で決めた。



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