うさぎトレーナーシリーズ

□番外編『Rたちの旅2』
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5・いつかは私も

トライポカロンも終わり、ジムのあるシャラシティへ向かう前に、ユウリンちゃんはフレア団が言っていた列石の話が気になるらしく、町の人たちに話を聞いていると女性から、列石について詳しく聞きたいならホテルへおいでよ、と言われたので、ホテル・マリンスノーへ向かう。
ロビーで先ほどの女性から、列石の話を聞く。
どうやら、諸説あるらしいですが、その女性はカレンダーではないかと語る。
私もそれに同意します。
あんな石で、命を蘇らせるなど信憑性が乏しいですからね。
シャラシティへ向かいながら、ユウリンちゃんがフレア団の目的が命を生み出そうとすることなのか、と疑問を口にします。
Rは、自分たちがハッピーになるためだから違うんじゃないかと意見を言い、コウダイはシャラジムに向けて頑張ることを勧めます。
私も、シャラシティには不思議な石のこともあるので、そっちに意識を向けるようにします。
Rも、私たちの思惑を理解し、促します。
フレア団なんかに、ユウリンちゃんを関わらせたくないんですよ。
はっきり言って、もう二度と会いたくありません。
あんな、冷たい瞳のユウリンちゃんは見たくありませんからね。
ユウリンちゃんが、私たちの言葉にお礼を言い、ゲートを抜けようとすると、どこかで聞いた声がしました。
この少女は、5番道路でルカリオを連れていたシャラシティのジムリーダー。
今度は、ルカリオを2匹連れています。
1匹はあいかわらず、ユウリンちゃんのれいしょう(ルカリオ)を気にしているようですが、もう1匹はRを気にしているようですね。
そこで、シャラジムリーダーから、ユウリンちゃんとRにタッグバトルの申し込みがありました。
ユウリンちゃんは、Rに了解をとりますが、答えは決まってます。
ええ、嬉々として受けるでしょう。

「嬉々として、受けたな。初バトルがタッグバトルって・・・」

「まぁ、キガク君にライバル心がありますからね」

「『恋敵』と書いたライバル?」

「おそらく」

そして、ユウリンちゃん&R対シャラジムリーダーのバトルが始まりました。
相手はルカリオ2体。
ユウリンちゃんは望まれた、れいしょう、Rはダーク(デルビル)を出しました。
相性的には、五分五分ですね。
ルカリオは、鋼・格闘タイプ。
格闘技に弱い。
それは、れいしょうにも言えることです。
そして、ダークは炎・悪タイプ。
炎技はルカリオに強いですが、悪タイプは格闘技に弱いですからね。
シャラジムリーダーは、どっちがお互いを気に入ったルカリオが分かるか尋ねるが、すぐに分かるでしょう。
Rはポケモンの言葉が分かりますし、ユウリンちゃんは、れいしょうから教えてもらえますからね。
れいしょうを気に入っているルカリオに、れいしょうが波動弾を、Rは自分を気に入ったルカリオに悪だくみで特攻を上げた火炎放射で倒しました。
見事な采配。
シャラジムリーダーも、自慢のルカリオコンビでまったく歯が立たなかった!?と驚いています。
シャラジムリーダーとのバトルを終え、喜び合うユウリンちゃんとRを見ていると羨ましくなりました。
ですが、私も『トレーナー』なんです。
いつか私も、ユウリンちゃんと共にバトルする日が来るでしょう。
その時が楽しみですよ。




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