捧げ話

□ドラマ撮影でドッキドキ!番外編again
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ハルカの反応


ジョートを旅するハルカ。
そんな彼女は今、ポケモンセンターのロビーで、テレビのチャンネルを変えている。

「どのチャンネルだったっけ・・・早くしないと始まっちゃうかも!」

焦りながら合わせるハルカに、声をかける人物がいた。

「何を焦っているんだい?」

「シュウ!・・・って、今はそれどころじゃ。あっ!これよこれ!」


声をかけて来たシュウを軽く無視し、ハルカは目当ての番組を見つけて満面の笑みを浮かべる。

「アメストリス地方・シンオウ地方、国交20周年記念ドラマ?」

ハルカの態度に、若干傷つきながらもシュウはテレビに流れるタイトルを読み上げる。

「そうよ!壮大な恋愛ドラマらしくてね、ヒカリに教えてもらって絶対見なきゃって思ってたの!良かった、間に合って」

笑顔で言うハルカに、シュウも笑い一緒にドラマを見ることにする。

「シュウもドラマとか見るのね」

どうにもイメージと違い、ハルカが呟くと、シュウは前髪をかきあげながら「たまにはね」と答えたのだった。

ドラマが始まり、目を輝かせて見るハルカ。
シュウはそんな彼女を見つめつつ、画面に映る鋼の錬金術師にどこか、前にハルカと旅をしていた少年を思い出していた。

「すっごく良かったかも!」

満足そうに言うハルカ。
シュウも「そうだね」と相槌をうつ。


しかし、次の瞬間、二人は驚愕する。

「ええっ?!鋼の錬金術師ってサトシがやってたの?!」

思わず立ち上がり叫ぶハルカ。

シュウは似ているとは思っていたが、まさか本当に彼だったことに驚き言葉が出ない。


ポケモンセンターのテレビの前で、あまりの驚きに動けなくなった二人。

不思議に思ったジョーイに話しかけられるまで、二人は固まっていた。



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