こんな奴ですみません

□こんな俺でも役に立つ
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神様、仏様、天国のお父さん…
イケメンをありがとう


煙が晴れると、そこには右目に眼帯をした、超俺好みの青年が倒れていた。


なんか凄いことになってるがな…


服はボロボロに破けてるし、おまけに体のあちこちに傷が出来ている。

つか、ボロボロでよくは分からないが、こいつが着てるのって、鎧だよな?

刀と兜はないみたいだが…

何故、俺ん家の庭にいるのかは置いといて


「ぅっ…」

「手当てしなきゃ」


俺はこいつを抱きかかえると、手当てをする為に家にいれた。

流石に育ち盛りで俺よりもガッチリして良い体格の男を二階に運ぶことは出来なかったので、一階の客間にあるソファに青年をゆっくりと横に倒す。

「んっ…」

「……」

ごくり

何、この殺人マシーン、これ絶対俺を誘ってるよね……


首筋から見える鎖骨はフェロモン、ムンムンだし、顔が整いすぎだろ!

唇は綺麗なピンク色で、少し茶色がかった髪の毛はサラサラで触ると気持ちいい。


「取りあえず、消毒しとけばいいか」


リビングにある、救急箱を取り出し寝室に向かう。

傷を塗れたタオルで拭いてやり、消毒液をかける。

最近の消毒液はしみないから便利だと思う。
おかげでこいつも眉間にしわは寄せるが、あまり痛くなさそうだ。

そのまま、順調に手当てをしていたんんだが……、ふと気がついた…


着替えさせたほうがいいのではないか。と



…………

いやいやいや、
男同士だし!別に着替えさせるだけであって、やましい事は何も考えてない!!


ホモを嘗めんなよ!目が覚めた後にあんなことやこんなことするんだよ!


ま、そう言うことで、失礼することにした。

脱がせていくとはっきり分かったんだが、やっぱりこいつが着ているのは、鎧だった。


ほ、んもの…だよな


持ち上げると結構の重量でビックリする。
こんなに細身なのに…と、こいつの腰を見て思う。


……、エロ…ごほっげふんっ
いかんいかん、着替えに集中、集中集中集中集中集中集中……









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あの後、色々大変だったがなんとか着替えさせる事が出来た。

着せたのはもちろん俺の服。少しぶかぶかだがそこはむしろ良しとしよう。


しかし、なんで家の庭に煙と共にそれも雷で落ちて来ましたーってな感じでいたのだろうか

それに、俺、こいつに会った事あるような気がするんだけど…

気のせいか…







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