まさむニャン 下書き

□まさむニャン4
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「Ha!おかえり、darling」

「あぁ、ただいま」

「ご飯にする?お風呂にする?それとも…」

「ご飯」

「……」


政宗がウチに来てから、二週間。

俺は大部政宗の扱いが上手くなったと思う。


「さぁ、食べるぞ」

「…うん」


政宗はなんだか納得が行かない、と言うような表情をしているが、そこは俺の得意分野のスルーで回避する。

リビングに付くと、テーブルの上には、肉じゃが、お味噌汁、ご飯、サラダといった美味しそうなご飯達が俺を迎えてくれた。

なんか、感激だ…

そこで、後ろを振り返って

「よく一人で作れたな。偉いぞ」

と、言いながら政宗の頭をわしゃわしゃと、撫でるとさっきまで不機嫌だった政宗は嬉しそうに猫耳をピクピクして笑う。

ドキッ

うっ、また可愛いとか思ってしまった…、大丈夫か!?俺!!

まぁ、なんやかんやで冷静な俺なので黙々とご飯を食べる。


「この肉じゃが旨いな」

「Really!?」

「うん」

「…良かった」


政宗を見ると、ホッとしたようにほほ笑み、自分自身もご飯を食べ出す。


こんなんだったら、恩返しも悪くないな。


そう思いつつ、完食。
食べ終わった食器を台所へ運び、そのまま風呂へ


「んじゃ、先に風呂入るかんな」

「OK、俺は食器を洗ってから入る」


あのピンク色のエプロンを付けながら言う政宗に、またもや俺は可愛い…などと言ういかがわしい事を思ってしまった。







風呂から上がると、取りあえずズボンだけはいて政宗が何をしてるのか見に行く。


「政宗ー、上がったぞ」

「…………」

「政宗?」


政宗からの返答はなく、何をしているのかと思えば、ソファーの上で丸くなっているモノを見つけた。


「…寝てんのか」

「……んっ……」


隣に座ると少し身動きをし、再び規則正しい寝息を始める。

猫耳が付いている髪の毛をサラサラと扱い、寝ている政宗を撫でる。


「…零兎……」

「っ!!」


即座に扱っていた手をどかして、政宗の様子を伺う。







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