短編 下書き
□裸エプロン
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「なぁ〜、政宗…なぁ〜ってばぁ」
「Noisy!!少しは黙れ」
今俺は政宗を膝の上に座らせ太股をサワサワと触っている。
ぷにぷにで超気持ちいいんですけどー、何コレ
「いいだろー、なぁ…」
「嫌だって言ってるだろうが!!」
さっきからずっとこんなやり取りを繰り返している。
そろそろ、Yesを出してくれてもいいのに…
「裸に割烹着を着るだけじゃん」
「だから、それが嫌だっていってんだ!!」
政宗は顔を真っ赤にして俺を睨む。
そんな顔で睨まれても、俺は誘ってるようにしか見えないんだけどなぁ
まぁ、政宗は顔に似合わず意外と料理が美味い。
んで、料理を作る時に着流しの上から割烹着を着るんだが……
いまいち萌えん……、てか全然萌えない。
そこで考えたのが裸割烹着だ。
裸にエプロンは男のロマンだろ!!割烹着はちょっとアレだが…
まあ、裸に割烹着でも良い筈だ!!!
「お願い!政宗!!一生に一度のお願いだから!!」
「嫌だって!なんで裸じゃなきゃ駄目なんだよ!!」
「いやー、男のロマン?」
政宗は俺が言うのを聞くと大きく溜め息をついて、俺の膝から立ち上がり部屋から出ようとする。
「はぁ…零兎には呆れるぜ……、じゃ俺は自分の部屋に戻る」
まずい!これではマジで政宗は俺に愛想をつかせて帰ってしまう!!!
こうなったら!!最後の手段を使うしか……
「あーあ、本当は政宗に裸割烹着を着て欲しかったんだけど嫌ならしょうがないよなー、遊郭に行って女の子にやってもらうしか……」
「なっ!?零兎!?」
政宗の顔を見ると、目を見開いて体をプルプルと震わせている。
「だって、政宗やってくれないしさー」
「………やってやる…」
「何?」
「Ha!裸っぽうぎ上等だ!!ゴラァ!!!着てやるからさっさと渡せ!!」
「しょうがないなー、はい(よっっっしゃああぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!!)」
なんか、火付けちゃったみたいだけど…まぁいいよな
政宗の裸っぽうぎが見れるんだから!!!
こうして俺は政宗の裸っぽうぎの券を獲得したのだ。
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